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すまい編  vol.1「失敗しない部屋探しのススメ」

一人暮らしをはじめると、どこからともなくやってくるのが「勧誘」。引っ越した翌日や当日、「一体どこで見ていたのか?」と 思うほど、その行動は素早い。生活に必要で適正価格であれば受けてOKだが、怪しいものも混在しているので注意しよう。  

  
 
以下のことに気をつけよう。
1.玄関を開けない
 インターフォンがある場合は、必ずインターフォンで対応を。インターフォンがない場合もドアチェーンをかけたまま対応しよう。

2.即決は避ける
 その場で契約を迫られても、絶対に即決してハンコを押さないこと。「今日までのキャンペーンで」などとおいしい話を持ってくる場合は特に要注意。後で調 べて見たら、全然お得なプランではなかった…なんてこともよくある話。「検討させてもらいます」と告げて、即決しないこと。契約の意志がまったくな いのであれば、「間に合っています」と 潔く断ろう。

3.ナンバーディスプレーと留守電を活用
 自宅電話にかかってくる電話は、ナンバー ディスプレーと留守電で対応を。見覚えのない電話番号やフリーダイヤル、非通知の電話には極力出ずに、留守電で対 応しよう。本当に用事がある人は、留守電に残すか携帯電話にかけ直してくるものだ。

※オートロックマンションの場合エントランスからの応答ではなく、直接ドアホーンを使って勧誘している場合は、「不法侵入」に値するので、警察への通報も効果的。














ドアチェーンはかけたまま対応を!

 

 
インターネットの回線工事に伴う光回線への切り替えを強要された
 →NTTからの重要なお知らせは書面で届く


よくあるパターンが「この地域の工事が終わりましたので切り替えを」、「NTTの方から来ました」など、それらしい会社名を出してくる。こ こでしたいのが、まずNTTが工事などで個別で切り替えが必要な場合は、必ず書面(ハガキ)でお知らせが来る。訪問や電話はまずない。
また、こうしたトラブルの多さから、NTTのHPでは、「社員証」や「名刺」の確認を促しているが、悪徳な業者はそれを逆手に取って、社員証や名刺を首 か ら提げ、あたかも「NTT」であるかのように、ふるまっていることが多い。しかし、これらのほとんどは、販売ライセンスを持っている会社にすぎず、NTT の正規職員ではない。中にはNTTとはまったく関係ない代理店も数多く存在する。NTTと正規に契約を締結している代理店・特約店は、 名刺に右記のマークが印刷されている。なので、こうした正規代理店・特約店から執拗な勧誘を受けた場合は、NTTに直接、苦情を入れるといいだろう。
また、NTT東日本代理店サイトでは、NTTの正規販売店か どうかを調べることができるので、怪しいと思ったらチェックしよう。

正規代理店・販売店は名刺や社員証にこのマークが入っている。しかし、マーク入りでも悪徳勧誘は存在するため、悪質な勧誘を受けた時は、NTTに連絡しよう。



 

 
契約を断ったのに、毎日新聞を入れられる 
→販売店に断りの連絡を

「お試しで1ヶ月無料でお届けします」というパターンが多いと思うが、一ヶ月後に請求される被害も珍しくない。本当に不要であれば、速やかに販売店に連 絡してストップしてもらおう。

契約するまで長時間居座られる →警察に通報を
なかなか帰ってくれない場合は「これ以上居座られますと、警察に通報しますよ」と警告を。強引な勧誘や居座りは特定商取引法の規制対象となるため、大抵 は引き下がっていく。もちろん帰った後に通報してもOK。相手の会社名、名刺などを確保しておこう。ま た、居座りはじめたら、携帯等で録音し証拠 をとっておくのもいいだろう。

※新聞の勧誘には主に2種類あり、販売店の配達員が直接行っているものと、新聞会社から依頼されたセールス専門の委託会社が行うものとがある。販売店の場 合は、近所で悪い噂が立つと業績に影響があるため、手荒なセールスを行うことはまずない。悪質なものは大抵が委託業者なので、販売店に直接苦情を言って相 談するのも一つの手だろう。

 

 
しつこい勧誘に負けて、不要な契約をしてしまった時は、「クーリングオフ」で解約しよう。
クーリングオフが適 用されるのは、電話・訪問販売ともに、契約 から8日間以内。
●クーリングオフのやり方
クーリングオフは、契約解除の意志を書面で明確に伝えるもの。
証拠を残すために、内容証明郵便を 使うのがベスト。
また、内容証明は字数・行数が定められ ている(1行20字以内、1枚26行以内)ので市販の「内容証明郵便用紙」が便利だ。
明記する項目は、
1.「契約解除通知書」(見出し)
2. 契約年月日
3. 商品名
4. 販売会社名
5. 契約金額
6. 契約を解除の意志
(例文)
  「特定商取引に関する法律第九条の規定に基づき、右記契約を解除します。つきましては速やかに当該契約において支払った金●●●円を返金し、商品をお 引き取りください」
※契約を締結してい ない場合は「契約の申し込みの撤回」と書くこと
7.  受取人の住所・氏名
8. 差出人の住所・氏名
 
こうしたクーリングオフの書き方や例文は、検索すればザクザク出てくるので、自分の事例に合うものを利用しよう。





契約解除通知書 書き方例